霊能者と霊の世界について

異界の声が聞こえる者

電話占いの霊能者、占い師

焦点を合わせた視界の外、または聞こうとしている声や音以外の音、それらはノイズとして脳内で処理されてしまいます。つまり、雑音、ざわめきなどと言われてしまいますが、果たしてそこに異界からの重要な声は混ざっていないのでしょうか?

その声に自らをシンクロさせ、ざわめきの中に自らを解放していき、この声を聞いたり、または見たりすることが出来る、これを電話占いでは霊視といい、それができる能力者を霊能者と言います。その声によって将来を占う人の事を占い師と呼びます。異界とのシンクロ率が高ければ高いほど、当たる霊能者ということになります。元来生まれついてそのような能力を持っている人もいますし、修行によって能力を身につけ、電話占いで相談に乗ってくれる人もいます。当たる占い師や霊能者は電話占いのインターネットサイトや口コミ等の情報で探すこともできます。

沖縄ユタ

例えば、沖縄のユタと言われるシャーマンはある日突然精神的変調に襲われます。それを巫病といいます。巫病を経験すると、その人には電話占いの霊能者のように霊能力が備わり、霊的な言葉を聞き取れるようになります。ただ、初期の段階では自分の霊能力に精神が対応できないこともあるため、別のユタに助けてもらいながら霊能力に順応していきます。そして巫病は治り、霊能力だけが備わった状態になります。その後、ユタによっては、山岳での修行を行って霊力の強化を図る人もいます。そのように霊能力のレベルを高め、霊的な相談、霊視、祈祷、時には占い師として電話占いなどをすることもできるのです。

神託をする巫女

日本では歴史の重大な場面に巫女による神託が関係する場合があります。例えば、「将門記」によると、平将門が戦の最中、陣中の巫女が神託を受けます。「われは八幡大菩薩の使いである。我が位(皇位)を将門に授ける。これは左大臣正二位菅原朝臣の霊魂によって授けるものである」というものです。神託に勢いを得た将門は自らを新皇と称し、朝廷に敵対する事になり、武士と貴族の戦乱の幕開けになるのです。

ブラヴァツキー夫人

海外に目を向けて見ましょう。1880年代、ロシアにブラヴァツキーという夫人がいました。数人でピクニックに行ったところ、ある人が無くしものをしたとのことです。ブラヴァツキー夫人は「丘の中腹を掘りなさい」と言います。そこを掘ると無くしたものが出て来たそうです。また、別の夫人が「無くしたブローチが出てくるといいわ」と言ったところ、また別の場所を掘るように言われ、掘り返すと出てきたという話もあります。ブローチはピクニックで紛失したものではなく、かなり以前のことだったのです。

ブラヴァツキー夫人は、「隠れた聖者たち」に教えてもらった、と言います。また、隠れた聖者たちとコンタクトする能力は「生まれながら」持っていたとも言っています。つまり、彼女の場合、何の修行、巫病なども経験せずに電話占いのような霊能者となったと考えられます。

オルレアンの乙女

ご存じジャンヌダルクです。羊飼いの娘だった彼女は13歳の時に大天使ミカエルの声を聞き、オルレアンを解放するために戦いに身を投じました。彼女の神々しい魅力によって意気消沈していた兵は奮い立ち連戦連勝しましたが、最後は火あぶりにされたという人物です。突然天使のお告げを聞くことが出来たのですから、先天的ではないにしろ、一種の電話占いのような霊能力者でしょう。異界の住人である天使の言葉をシャルル王太子伝え、軍を率いて一時は目的を達成したのですから霊能者でもあり、実行者でもあります。

また、13歳という年齢は霊感が発動しやすい年齢と言えるでしょう。アメリカで起きたジョンベル家の幽霊事件では12歳の女の子が霊体験をしています。エリアキス・フェルプ幽霊事件では12歳の男の子と16歳の女の子、フォックス家幽霊事件では12歳と15歳の女の子、イタリアのワイン店でのポルターガイスト(騒がしい霊)では13歳(男女不明)が体験しています。これらの少年少女は引っ掻くような音、ノックする音、ラップ音、喉が詰まったような声など、何かしら幽霊からのコンタクトをうけています。しかし、明瞭な言葉として聞こえた、というような報告事例は稀で、その点においてジャンヌダルクの霊能力の覚醒はかなりレベルの高いものであったと推測されます。歴史に多大な影響を与えたという点で、将門における巫女の神託と同様、重要な霊視と言えるでしょう。

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